おいしさを
育てる。
おいしくて安全なお菓子には、おいしくて安全な素材が欠かせません。シブヤは自らを芋屋と呼び、素材である芋づくりに取り組んでいます。芋づくりに最適な畑を求め世界を周り、どうすればおいしい芋が育つのか日々研究してきました。「シブヤはいもや。いもやの芋菓子はいもから」基本である芋を、土から育てています。
農家さんと二人三脚で歩んできました。
鹿児島では、昔からさつま芋の生産が盛んでした。しかし、生産量の多い品種「コガネセンガン 」は、デンプンの原料として使用されることが多く、食用として人気の高い「金時芋」などと違い安く買い叩かれ、利益の多い品種ではありませんでした。そのような状況のなか、創業者の澁谷金次郎は生産者と芋の品質を守るため、高値で買い取ることを農家さんと約束してまわり、多くの農家さんに契約農家として芋を育てていただけるようになりました。
おいしい芋づくりは、そう簡単なことではありません。天候や土の状態・水分量、根の育ち方などによって大きく変わってきます。だからこそ、毎日の手間ひまや研究が欠かせません。シブヤグループは50年以上前から契約農家の皆さんと一緒に二人三脚で、土を育て、苗を育て、丹精込めて芋づくりをしています。契約農家さんの中にはシブヤとのお付き合いが3代目になる農家さんもいらっしゃいます。
優れた品質のさつま芋をもっとおいしく、安全にお届けしたいとの強い想いから平成15年農業法人を取得しました。文字どおり芋にこだわって苗から育てることで、栽培から管理加工まで一括した体制を確立、掘りたてさつま芋の新鮮なおいしさそのままを、つくりたてできたての商品にとの念願を実現することになりました。
ヤゴローの想い
農家さんが苗の調達に苦労されており、シブヤで少しでもお手伝いができないかという事、自分たちでも芋づくりをして、どうすれば少しでも良い芋が作れるか、農家さんと共有していく事、で創設しました。
— COMMITMENT
ヤゴローフーズの取り組み
土づくり
おいしい芋が育つ畑には土壌づくりが欠かせません。土のミネラルや微生物、肥料成分をチェックし芋づくりに最適な状態へと調整して行きます。堆肥や腐葉土などの有機物を混ぜ込み、土に栄養分を与えたり、栄養バランスがくずれないように、別の作物を栽培する輪作も行なっています。
苗づくり
芋の良し悪しの半分以上は苗で決まるとも言われています。おいしい芋の元となる苗ですが、農家さんが苗から栽培管理することは厳しく、一般的には、購入した苗を植え付けてさつま芋を育てています。ヤゴローフーズでは、自社で種芋から苗を育て、契約農家さんに提供しております。
自社畑での芋づくり
芋づくりへのさらなる理解と研究のために、自分たちでも芋を育てています。培った研究データやノウハウは契約農家の皆さんと共有して、芋づくりの発展に努めています。
貯蔵・熟成
さつま芋は霜に弱く、収穫できるのは8月中旬~11月中旬の3か月間のみ。品種や商品によって、適している加工時期が異なるため、別々に管理。芋けんぴは、収穫後に即加工が鉄則で、収穫後のコガネセンガンはすぐに工場に納品してもらっています。紅はるかや安納芋など、貯蔵することで甘みが増す品種は、温度・湿度管理がされた保管庫で、貯蔵・熟成を行います。